風邪の対処法で大切なのは、食べ物の寒熱の分類を認識して、症状を緩和させることです。
体が熱っぽいときには、発汗作用が強い食べ物は避けて、過剰な熱を取り除く必要があります。逆に寒気がする場合には、発汗作用がある生姜やニンニクなどを食べて、体を温めて抵抗力を付けることが大切です。
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風邪の対処法について

風邪の対処法として、日本では古くから葛根湯や生姜湯を飲む習慣があります。
葛根湯は風邪のひき始めに有効であり、風寒型で比較的に体力がある場合に使えます。葛根湯には温性の生姜や桂皮が含まれ、解熱作用がある葛根も含まれています。
葛に解熱作用があるのは葛根湯の効能の通りですから、熱がひどいときには、喉越しも爽やかな葛切りを食べて養生することもできます。
咳や熱が酷い場合の食べ物は

咳と熱がひどい場合には、中華料理でお馴染みの【杏仁豆腐】を食べる対処法も有効になります。
杏仁には体を温める作用があると同時に、優れた鎮咳作用もあります。薬膳料理で頻繁に使われていますが、一般家庭では杏仁豆腐にして利用され、風邪に効く食べ物として重宝されています。杏仁豆腐にはクコの実を添えてあげると、滋養効果が高まります。

滋養強壮や咳止めの効果がある食べ物として、【膠飴】というものがあります。膠飴は麦芽糖で作った水飴のことで、滋養強壮の効果もあります。麦芽糖の水飴を加えた紅茶を飲めば、咳を鎮める効果も生まれます。生姜を入れておけば、健胃や温熱の作用も高くなって、免疫力を増強しやすくなります。